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 アメリカ環境保護庁、2012年版温室効果ガスインベントリを公表

発表日:2012.04.16


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、温室効果ガス排出量及び吸収量インベントリ報告書1990-2010を発表した。今年で17回目となるこの報告書によると、2010年の温室効果ガスの総排出量は前年に比べ3.2%増加している。これは、2010年にアメリカ経済全体が好調で、その発展に伴いエネルギー消費が増加したこと、夏の例年以上の暑さのためエアコンの電力需要が増大したことに起因しているという。6種の温室効果ガス(CO2、メタン、N2O、HFC類、PFC類、SF6)の2010年の総排出量は、CO2換算で約68億2200万トン。これは1990年に比べて10%以上の増加である。この報告書には、1990年から2010年までの国レベルでの温室効果ガス排出量とともに、森林、草木、土壌などの吸収源によって大気中から取り除かれたCO2量も算出されている。同報告書は、国内の利害関係者からの意見も反映させて毎年更新され、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局に提出されている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | メタン | アメリカ環境保護庁 | EPA | 排出量 | インベントリ | 吸収量 | 電力需要
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