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 韓国、不要携帯電話機100万台回収キャンペーンを開始

発表日:2012.05.23


  韓国環境部と韓国通信委員会は、2012年5月23日より「不要携帯電話機100万台回収キャンペーン」を開始した。韓国では、廃棄される不要電話機が毎年1800万台にのぼるとされ、これを価値ある資源として回収する活動が2005年から実施されている。その一環として、2012年は100万台の回収目標が設定された。同キャンペーンに参加する市民は、不要になった携帯電話機を製造業者、通信事業者、地方自治体、小中学校等の回収窓口に無償で持ち込むこととなっており、未使用の電話機であれば景品や量販店のポイント等を受け取ることができる。そして、回収した電話機のうち再利用不能のものは、粉砕して金、銀、パラジウムなどの貴金属を回収し、再利用できる電話機は、初期化した上で中古品として販売する。金属回収に回したものからは600億ウォンに相当する貴金属を回収できるという。同キャンペーンでは、これらの販売利益から運営費用を差し引き、残額を生活困窮者に寄付する。環境部は、このキャンペーンを電話機のリサイクル、貴金属等の回収、寄付文化普及の一石三鳥を狙う活動になると期待している。

情報源 韓国環境部(MOE) プレスリリース
国・地域 韓国
機関 韓国環境部(MOE)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | レアメタル | 携帯電話 | 回収 | 廃棄物 | 貴金属 | 再利用 | パラジウム | 韓国環境部 | 寄付
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