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 メキシコ、「メガ多様性国家」として初めて名古屋議定書の批准国に

発表日:2012.05.23


  2012年5月16日、メキシコは「メガ多様性国家」(生物多様性の豊かな国)とされる国の中で初めて、生物多様性条約(CBD)の「遺伝資源へのアクセスと利益配分に関する名古屋議定書」を批准し、同議定書の5番目の批准国となった。議定書は50番目の批准書が寄託されてから90日後に発効することになっており、メキシコのほか、セーシェル、ルワンダ、ガボン、ヨルダンがすでに批准している。議定書が発効すれば、遺伝資源の提供者・利用者の双方にとって法的確実性と透明性が拡大し、遺伝資源や関連する伝統的知識の利用を促す枠組が構築されるとともに、これらの利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分の機会が強化される。ディアスCBD事務局長は、メキシコの批准を「名古屋議定書の発効への道のりにおける重要な節目」とし、メガ多様性国家のひとつが遺伝資源の保全・持続可能な利用を支持して議定書を批准したことに大いに歓迎するとともに、他の締約国に早期批准を促した。

情報源 生物多様性条約事務局 プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | CBD | メキシコ | 遺伝資源 | ABS | 利益配分 | 生物多様性条約事務局 | 名古屋議定書 | 批准 | メガ多様性国家
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