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 欧州環境局、生物多様性指標の合理化(SEBI)プロセスに関する報告書を発表

発表日:2012.09.19


  欧州環境局(EEA)は、「欧州生物多様性指標の合理化(SEBI)2020:SEBI 2010の取組から得た教訓を生かして」と題する報告書を発表した。SEBIは、EU以外の国も含めた汎欧州のパートナーシップとして、EEAが中心となって2005年にスタートした取組で、2010年までに生物多様性の減少を食い止めるというEU目標への進捗を測るため、約150人の専門家が参加して26の指標を開発した。今回の報告書は、EEAがSEBIのプロセスを振り返り、2020年を目標年とする次の生物多様性目標に向けて、指標の作成や改良の参考になるようにと発表した。指標には、家畜の遺伝的多様性、生物種の個体数の動向、生態系と生息地の広がり、生物多様性への脅威、自然資源の持続可能な利用、生物多様性の問題に対する一般の人々の意識等が含まれている。既存のデータと専門家を欧州全土から結集したSEBIのプロセスは成功し、この取組に刺激されて国家生物多様性指標を策定した国も複数あるという。

情報源 欧州環境局(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境局(EEA)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 生物多様性 | 生態系 | 持続可能 | EEA | 報告書 | 生息地 | 自然資源 | 指標 | 欧州環境局 | SEBI
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