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 ドイツ、自然の経済価値を評価するプロジェクト(TEEB DE)を開始

発表日:2012.10.23


  ドイツ連邦環境省は、ドイツにおける生態系サービスの経済的価値を、科学的根拠に基づいて明確にすることを目的とした、ドイツ版TEEB(生態系と生物多様性の経済学)プロジェクトが発足したと発表した。生態系サービスは、人間の経済や生活の根本的な基盤となっている。しかし無償で得ることのできる生態系からの財の価値は、政策決定の際に考慮されないことが多い。生態系サービスの価値を考慮せずに生じてしまった損害を補償するより予防的な措置を講じる方が、明らかに少ない投資で済むという。今回のプロジェクトは、ドイツにおける自然の価値およびその活用可能性を様々な観点から明らかにしようとするもの。有識者、メディア、経済界など様々な分野の人々が参加し、専門的な内容を含め幅広い議論が行なわれるという。特に自然資本と気候の関係、都市部と地方の生態系サービスを重点に調査研究が行なわれる。プロジェクトのコーディネートはヘルムホルツ環境研究センター(UFZ)が実施し、2015年までに報告書をまとめるという。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 生態系 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 気候 | 経済学 | 調査研究 | TEEB | 自然資本
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