アメリカ海洋大気庁等、古い航海日誌に記された北極の気象観測記録のデータ化を開始

発表日:2012.10.24

アメリカの海洋大気庁(NOAA)と国立公文書記録管理局(NARA)は市民科学者の協力を得て、古い北極航海日誌の気象観測記録をデータ化するプロジェクトOld Weather-Arcticを開始した。NOAAの太平洋海洋環境研究所は長年にわたり北極の気候を研究し、その指標となるデータの構築に取り組んできたが、古いデータは多くが手書き文書で、利用できる科学者が少ないという。このため同プロジェクトでは、市民科学者が参加できる科学研究ポータルサイト「ズーニバース」を通じて、NARAが保管する航海日誌を1ページずつ撮影した画像を公開、数千人の有志を募って日誌の観測記録をデジタル形式に書き写す。具体的には、1850年から第二次世界大戦までの米国海軍や沿岸警備隊、密輸監視艇の北極航海日誌をデータ化。何百万に及ぶ気象や海氷等の観測データを世界中の科学者が利用できるようになることで、今後新たな発見が期待できるという。なお、データ化した観測記録は、国際総合海洋気象データセット等に組み込まれる予定。

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