イギリス政府は、スカイランタン(紙製の小型熱気球)が農畜産業や環境に及ぼすと懸念される悪影響とその対策の調査を開始すると発表した。近年、お祭りで大量のスカイランタンを打ち上げることが人気となっているが、スカイランタンは上空を浮遊して長距離を移動し、燃えかすが落下して家畜を傷つけたり、ごみが散乱したりするおそれがあるという。そのため政府は、1)スカイランタンが環境や家畜、農作物に及ぼす影響、2)懸念される危険に対する諸外国の対応状況、3)イギリスとウェールズにおけるスカイランタンの市場規模、の3点を調査することにしている。11月5日の焚き火祭りを前に、ヒース農業大臣は、「スカイランタンの悪影響が懸念される以上、可能な限り影響を調査して、安心して安全に祭りを楽しめるようにしたい」と語り、この調査結果が明らかになるまではスカイランタンの使用を控え、他の方法で祭りを楽しんでほしいと呼びかけている。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 調査 | 環境影響 | 農作物 | Defra | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 家畜 | 熱気球 | スカイランタン |
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