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 (株)大林組、生き物を呼び込むための環境評価システムを開発

発表日:2013.02.20


  (株)大林組は、生き物を呼び込むための生物誘致環境評価システムを開発したと発表した。近年、都市の生物多様性創出への取り組みに関心が高まっているが、敷地の生態的な環境特性を詳細に調査するには、コストや時間が負担となり、条件に恵まれた大型案件以外での具体的な生物配慮検討は難しい状況であった。今回開発したシステムは、従来の生物調査や評価システムと比較し、対象地の規模や指標種によらず、机上で簡易に対象地へ呼び込む生き物の予測が可能となるもの。広範囲に及ぶ参考緑地(約700件)に関する生き物情報をデータベース化したことで、高精度で詳細な環境評価ができ、また、緑や水に関して8つの評価項目を設定し、敷地の潜在的な生物環境特性を対象地の周辺環境条件から評価できるとしている。さらに、対象地に誘致することが可能な生き物の抽出と、その誘致手法をデータベース化し、該当する生き物にふさわしい環境配慮計画を具体的に展開できるようガイドライン化しているという。

情報源 (株)大林組 プレスリリース
機関 (株)大林組
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 大林組 | 生物 | データベース | 調査 | 生き物 | システム | 環境評価
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