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 (株)ジャパンエナジー、石油精製設備を活用した廃プラスチック熱分解油処理を実用化

発表日:2008.07.02


  (株)ジャパンエナジーは、石油精製設備を活用した廃プラスチック熱分解油(以下、廃プラ油)処理を実用化した。廃プラ油は、固体プラスチックを加熱処理して液体炭化水素を取り出す方法(油化法)により産出される油のこと。同社では、2004年4月から水島製油所(倉敷市)で同処理技術の実証試験を行ってきており、今回の実用化は国内石油会社として初となる。水島製油所では、札幌プラスチックリサイクル(株)の油化プラントで産出される廃プラ油を受入れ、石油精製設備(水素化精製装置)を活用して石油製品(主にナフサ)へ再生する。当面、実証試験段階と同量の年間1,000KL程度の廃プラ油を処理するが、将来的には処理量の拡大を検討している。なお、わが国で排出される廃プラスチックは年間約1,000万トン(2006年)あり、そのうち約1万トンが油化プラントで処理され、年間約5,000KLの廃プラ油が生産されているという。

情報源 (株)ジャパンエナジー ニュースリリース
機関 (株)ジャパンエナジー(現:JXTGエネルギー(株))
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 熱分解 | ジャパンエナジー | 廃プラスチック | 石油精製
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