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 (独)産業技術総合研究所と住友化学(株)、夏季と冬季で太陽光を自動調節する省エネ調光シートを開発

発表日:2013.05.16


  (独)産業技術総合研究所と住友化学(株)は、新しい自動調光型省エネシートを開発したと発表した。近年、建物の断熱性を向上させるため、断熱性の高い複層ガラスやLow-Eガラス(エコガラス)が普及するとともに、可視光は通すが近赤外光は反射する低放射率ガラスや、遮蔽状態と透過状態をスイッチングできるエレクトロクロミック窓などが、省エネルギー用の調光ガラスとして実用化されている。今回開発した調光シートは、夏季と冬季で太陽光の入射角が変化することを利用して、全反射現象によって夏は太陽光を遮蔽し、冬は透過させるもの。他の調光シートと異なり、外部の景色は常に見えるにもかかわらず、直達日射の透過を制御できる。また、調光シート自身は何も変化せずに、季節によって自動的に調光できるという特徴を持っている。既存の窓ガラスに貼るだけで調光ができるため、効率よく製造できれば、冷暖房負荷を大きく低減することのできる省エネシートとして期待されるという。

情報源 (独)産業技術総合研究所 プレスリリース
住友化学(株) ニュースリリース(PDF)
機関 (独)産業技術総合研究所 住友化学(株)
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | 産業技術総合研究所 | 断熱 | 建物 | 太陽光 | 調光 | 遮蔽 | シート | 窓ガラス | 住友化学
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