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 三菱重工業(株)、燃料電池とマイクロガスタービンの複合発電システムで4000時間連続運転を達成

発表日:2013.09.20


  三菱重工業(株)は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)とマイクロガスタービン(MGT)の複合発電システムで、4,000時間超の長時間連続運転を達成したと発表した。同システムは、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究として、同社長崎造船所で2008年度から開発を進めてきたもの。燃料の都市ガスをSOFCに投入し、電力に変換した後、残燃料をMGTによる発電に使うことで省エネ・高効率を実現する。さらに、MGTからの高温排気を、温水・蒸気といった熱供給に利用することで、コージェネレーション(熱電併給)もできる。今回、平成25年3月から東京ガス(株)の千住テクノステーションにおいて、発電効率が高い加圧型のSOFCハイブリッドシステムの運転に取り組み、発電端出力206kW-AC(交流)、発電端効率50.2%-LHV(低位発熱量)の安定した発電性能を実証した。同社では今後、安全性検証試験を実施するという。

情報源 三菱重工業(株) ニュースリリース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード 燃料電池 | コージェネレーション | 省エネルギー | SOFC | NEDO | 三菱重工業 | 都市ガス | 固体酸化物形 | 高効率 | ガスタービン
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