国内ニュース


 日産自動車(株)、従来の約2倍の出力を発生する燃料電池スタックを新開発

発表日:2008.08.06


  日産自動車(株)は2008年8月6日、従来の約2倍の出力を発生する新開発の燃料電池スタックを開発したと発表した。今回開発した燃料電池スタックは、セパレーターを従来のカーボン製から薄型の金属製に変更することでスタック全体の大きさを小さくすると共に、膜電極接合体(MEA)の改良により発電性能を向上。その結果、スタックの体積を従来の90Lから68Lへ3/4に小型化しながらも、出力を90kWから130kWへ1.4倍にすることができた。これにより、燃料電池システムをさらに大型の車両へ適用することが可能になるという。また、電極の触媒層構造を見直し、白金の使用量を従来の1/2に削減するとともに触媒の耐久性も高めて、大幅な低コスト化と長寿命化を実現した。

情報源 日産自動車(株) ニュースリリース
機関 日産自動車(株)
分野 地球環境
キーワード 燃料電池 | 白金 | 日産自動車 | 電極 | 触媒 | セパレーター
関連ニュース

関連する環境技術