東京大学、“乱雑な金属”が高効率の熱・電気変換材料になると発表

発表日:2007.10.11

東京大学は、同大学の藤森淳教授らの研究グループの研究成果として、“乱雑な金属”が高効率の熱・電気変換材料になると発表した。熱・電気変換材料(熱電材料)とは、熱エネルギーと電気エネルギーの変換ができる物質であり、その変換効率を高めることで、溶鉱炉や自動車エンジンからの廃熱を直接電気エネルギーに変換する低環境負荷の発電が可能となる。従来、電気をよく通す金属は熱電材料に不向きと考えられてきたが、10年前に、大きな熱電効果を示す熱電コバルト酸化物が発見され、そのメカニズムが注目されていた。今回の研究では、熱電コバルト酸化物中の電子が通常の金属より“乱雑”(高エントロピー)になることで大きな熱電効果を示すことを実験的に明らかにした。

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