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 東京都など、水質改善と省エネの両立を図る「新たな高度処理技術」を開発

発表日:2014.03.04


  東京都は、東京都下水道サービス(株)、メタウォーター(株)と共同で、水質改善と省エネルギーの両立を図る新たな高度処理技術を開発したと発表した。東京都下水道局が東京湾や多摩川などの水質改善のために取り組んでいる下水の高度処理には、標準的な処理法に比べて電力使用量が増加するという課題があった。今回開発した技術は、下水処理に必要な送風量を適切に制御することにより、「好気・無酸素槽」の1つの槽で硝化と脱窒を同時に進行させ、従来の高度処理法で必要であった設備機器を使わずに同等の窒素の処理水質を実現したもの。従来の高度処理法と比較して電力使用量が少なく処理能力が大きいため、水質改善と省エネルギーの両立を図ることができるとともに、既存施設の改造により早期に導入することができる。都では、平成26年度以降、同技術を芝浦水再生センター等に導入し、水質改善と省エネルギーの両立に取り組んでいくという。

情報源 東京都 報道発表資料
機関 東京都
分野 水・土壌環境
キーワード 下水処理 | 省エネルギー | 東京都 | メタウォーター | 窒素 | 硝化 | 電力使用量 | 水質改善 | 東京都下水道サービス
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