国内ニュース
川崎重工業（株）、世界初の竹を燃料とする農業用バイオマスガス化発電・熱供給設備を受注
発表日：2008.09.04
川崎重工業（株）は、竹を燃料とするバイオマスガス化発電・熱供給設備を、タケノコの加工事業を手がけるキタジマ食品（株）から受注した。本設備は、竹を独自技術のガス化炉でガス化して可燃性ガスを製造し、ガスエンジンで発電と熱供給を行うもので、川崎重工が製造するガス化炉としては5基目となる（2009年2月までに竣工予定）。また、竹のみを燃料とするガス化炉として、さらには製造した電力と熱を農業ハウスに供給する設備としても、世界初の設備となるという。キタジマ食品では、放置竹林の整備により発生した竹廃材の有効利用として、竹廃材を燃料としたガス化発電・熱供給設備を導入し、農業ハウスへ電力・温熱・冷熱を供給するための実証事業を（独）新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）と共同で取り組む。
