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 環境省、「黄砂実態解明調査報告書(平成15~24年度)」を公表

発表日:2014.03.27


  環境省は、「黄砂実態解明調査報告書(平成15~24年度)」を公表した。同調査は、黄砂の飛来実態を把握するために、黄砂飛来時に国内の複数地点で一斉にエアロゾルを捕集し、化学成分の分析を行うなど、平成14年度から実施してきたもの。公表された報告書は、日本における黄砂エアロゾルの飛来状況を科学的に把握するとともに、日本に飛来した黄砂の実態解明に資することを目的として、平成24年度の黄砂の状況を整理するとともに、平成15年度から平成24年度に飛来してきた黄砂の状況をまとめたものとなっている。同省では今後、汚染の混合について、その成分、PM2.5への影響など、空間的な把握や汚染経路などの詳細を明らかにしていくとともに、汚染の混合や成分にも着目し検討を進めていく。また、全国でPM2.5の常時監視局の拡大、成分分析データの蓄積を進めることにより、PM2.5濃度の上昇に対する黄砂の寄与、長距離輸送された気塊による煙霧の寄与を明らかにしていくという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
大気環境
キーワード 大気汚染 | 環境省 | エアロゾル | 黄砂 | 調査 | PM2.5 | 化学成分 | 煙霧
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