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 IPCC、第5次評価報告書 第3作業部会報告書(気候変動の緩和)を公表

発表日:2014.04.14


  環境省などは、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書の第3作業部会報告書(気候変動の緩和)を公表した。平成26年4月7日から12日までドイツ・ベルリンで開催された、IPCCの第39回総会及び第3作業部会第12回会合において、IPCC第5次評価報告書第3作業部会報告書の政策決定者向け要約(SPM)が承認・公表されるとともに、第3作業部会報告書本体が受諾された。今回の報告書は、平成19年の第4次評価報告書以後に出された新たな研究成果や政策実行に基づく、地球温暖化に関する最新の知見をとりまとめたもの。具体的には、第4次評価報告書後の世界排出量の増大により、低い濃度目標レベル(二酸化炭素(CO2)換算1で約450ppm)を達成するためには、目標濃度を一時的に超える濃度レベルを経ながら2100年頃に向けて濃度を低減していく必要のあるシナリオ(オーバーシュートシナリオ)も多くの分析で示されている。また、第4次評価報告書以後の京都議定書体制などの緩和政策・措置の実行や実証の蓄積を踏まえた検証、評価を行っている。

情報源 環境省 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書(AR5)サイクル
気象庁 報道発表資料
機関 環境省 気象庁 経済産業省 文部科学省
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | 環境省 | 気候変動 | 経済産業省 | 気象庁 | CO2排出量 | IPCC | 文部科学省 | 緩和 | 政府間パネル
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