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 三菱重工、石炭燃焼排ガスを対象とした超大型商用CO2回収プラントを受注

発表日:2014.07.15


  三菱重工業(株)は、米国のNRG社とJX日鉱日石開発(株)が中心となって米国テキサス州で推進する原油増進回収(EOR)プロジェクトのための超大型商用CO2回収プラントを受注したと発表した。同プロジェクトは、テキサス州ヒューストン中心部から南西約60kmに位置するNRGグループ保有の石炭焚き発電所(W.A. Parish発電所8号機)より放出される燃焼排ガスからCO2を分離・回収し、回収したCO2を同州の老朽油田であるWest Ranch油田に注入することで、原油の増進回収をはかるもの。同社のCO2回収技術は、関西電力(株)と共同開発した高性能な吸収液を用いるプロセスで、他の方式に比べエネルギー消費量が大幅に少ないのが特徴。今回受注したプラントは、排ガス中に不純物が多い石炭焚き火力を対象とした世界最大のCO2回収プラントとなり、CO2回収能力は4,776トン/日、CO2回収率は90%となっている。完成は2016年第4四半期の予定。

情報源 三菱重工業(株) ニュースリリース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード 石炭 | 三菱重工業 | CO2回収 | 米国 | テキサス州 | 排ガス | JX日鉱日石開発
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