(独)森林総合研究所、森林が大気中の鉛を捕捉するフィルター効果を持つことを解明

発表日:2007.10.23

(独)森林総合研究所は、大気中に浮遊する有害な環境汚染物質である鉛を森林が補足して外部への流出を防ぎ、環境浄化に役立っていることを解明した。同研究所が関東地方のスギ林の樹木と土壌中の鉛を観測したところ、大気中の鉛が降雨により森林に降り注いだ後、樹木や土壌表層にとどまっていることがわかった。これは、鉛が森林土壌に直接捕捉されるとともに、樹木によって吸収・蓄積され、落葉等によって鉛が再び土壌表面へ戻ることで、森林外部への鉛の流出を防いでいるためであり、森林の環境浄化機能が科学的に証明されたという。なお、鉛の蓄積にともなう森林の動植物への影響や、将来における森林土壌表層における鉛の挙動などについても今後研究を進める予定という。

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