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 埼玉県、大容量リチウム‐硫黄系蓄電池の開発を開始

発表日:2014.09.09


  埼玉県は、県産業技術総合センター(SAITEC)の技術シーズを活用し、同センターを中核に「リチウム-硫黄系蓄電池」の開発に取り組むと発表した。リチウムイオン蓄電池は携帯電話など身近なものから航空機まで幅広く利用されているが、電気自動車用としては、航続距離の点でさらなる大容量化が求められている。今回、SAITECが特許を保有する硫黄系正極材料を活用し、大容量「リチウム-硫黄系蓄電池」の実用化を目指す。今年度はSAITECと埼玉工業大学の共同で開発を開始し、基礎技術を確立するとともに、来年度から県内企業等と組んで実用化を目指す。開発期間は平成26年度から平成28年度までで、平成27年度までは電極など部材や製造技術などの開発を中心に行い、平成28年度には電池の構成や信頼性を検討する予定。リチウム-硫黄系蓄電池を実用化できれば、電気自動車の航続距離をガソリン車なみに伸ばすことが期待されるという。

情報源 埼玉県 県政ニュース
機関 埼玉県
分野 地球環境
キーワード 電気自動車 | 硫黄 | 蓄電池 | 正極 | 大容量 | 埼玉県 | リチウムイオン蓄電池
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