(独)科学技術振興機構(JST)は、カナダ自然科学・工学研究会議(NSERC)と共同で、国際科学技術共同研究推進事業「日本-カナダ共同研究」における平成26年度新規課題を決定した。同共同研究は、日本とカナダの政府間合意に基づき、戦略的に重要なものとして文部科学省が設定したカナダとの協力分野「環境・エネルギー」における共同研究を実施することにより、日本とカナダとの科学技術分野における協力および日本の科学技術の将来の発展に資することを目的としている。今回、JSTとNSERCは、同分野の中の「持続可能な水利用」に関する課題採択を行い、「小規模水道における持続的水供給の実現に資する革新的紫外線技術の創出」の1件を支援課題として決定した。同研究では、山間部や遠隔地の小規模水道でも利用可能な、小型で維持管理が容易で安全な紫外線LEDなどの革新的紫外線水処理技術の提案を目指す。平成26年12月を目途に支援を開始し、研究期間は支援開始から3年間の予定という。