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 富士経済、バイオ樹脂等の世界市場を調査

発表日:2014.11.18


  (株)富士経済は、バイオ樹脂等の世界市場を調査し、その結果をまとめた報告書「2015年 エンプラ市場の展望とグローバル戦略」を発表した(調査期間:2014年7月~9月)。バイオマス樹脂(バイオPET、バイオPE)は、植物由来原料を使用しながら、石油由来原料の樹脂と同等の物性を有するもので、日常生活の中で消費者の目につきやすい飲料、食品、化粧品、日用品などの容器や包装で採用が進められている。また、生分解性樹脂(PLA、PBS、PGA)は、コンポストバッグや農業用マルチフィルム、容器やフィルムで採用されている。今回の調査によると、バイオ樹脂の世界市場は、環境意識の高い欧州と北米により、市場の8割以上を占める(2013年数量ベース)。現状では一般的な樹脂と比較し高価格であるため、環境規制や補助金などの政策的な後押しが必要となっている。しかし、企業がCSR活動の一環として採用を進めていることから、2018年には数量ベースでは100万トン、金額ベースでは2,004億円が予測されるという。

情報源 富士経済グループ プレスリリース(PDF)
機関 富士経済グループ (株)富士経済
分野 地球環境
キーワード バイオマス | 富士経済 | 樹脂 | 市場調査 | 生分解性 | バイオPE | バイオPET
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