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 環境省、「ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する基本的考え方」を公表

発表日:2014.11.21


  環境省は、「ナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等に関する基本的考え方」取りまとめたと発表した。ナベヅル、マナヅルは、環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。ナベヅルは世界の生息数の約9割、マナヅルは約5割が日本に飛来しており、これらの種の適切な保全に取り組むことは日本の責務となっている。世界最大の越冬地「出水」では、休遊地の確保や給餌、防除の対策等によってツルと農業の共存を図ってきたが、個体数が一極集中することにより、感染症の発生等による種の絶滅リスクが懸念されている。今回の基本的考え方は、国内でのナベヅル、マナヅルの新越冬地形成等の必要性、取組の基本原則、配慮事項など、基本的な事項を示し、今後の取組等の実施において参照するもの。ナベヅルは国内の出水以外の複数地域で安定的に合計1,000羽以上(成鳥)越冬すること、マナヅルは出水以外での越冬個体数の増加を目指す。最終的には、出水以外の国内複数箇所で、出水のような長期安定的な越冬地を形成すること、などを目標とするという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 環境省 | 絶滅危惧種 | 感染症 | ツル | 越冬 | ナベヅル | マナヅル
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