国内ニュース


 住友大阪セメント(株)、赤穂工場にて脱水有機汚泥乾燥設備を竣工

発表日:2008.10.27


  住友大阪セメント(株)は、脱水有機汚泥をより効果的に活用するため、環境省が推進する「廃棄物処理施設における温暖化対策事業」から補助金を受けて、同社の赤穂工場に脱水有機汚泥の乾燥・燃料化設備を竣工した。同社は、民間及び行政の施設から脱水有機汚泥を受け入れ、セメントの原料としてリサイクルしてきたが、脱水有機汚泥の含水率が80%と非常に高く、セメント焼成装置であるキルンの操業能力が低下する等の問題があった。そこで同社は、セメントの製造過程で発生する余熱を有効利用し脱水有機汚泥を乾燥・燃料化する設備を、総工費約10億円で赤穂工場に導入。これにより、脱水有機汚泥を含水率10%程度にまで乾燥し、バイオマス燃料として効率よく活用するとともに、キルンの能力を維持したままリサイクル量を拡大することが可能となった。同工場では、この設備によって年間さらに約2万トンの脱水有機汚泥の処理増加を見込んでいるという。

情報源 住友大阪セメント(株) ニュースリリース(PDF)
機関 住友大阪セメント(株)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 廃棄物処理 | リサイクル | バイオマス | 住友大阪セメント | 汚泥 | 脱水汚泥
関連ニュース

関連する環境技術