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 (独)国立環境研究所、研究情報誌「環境儀」第30号「河川生態系への人為的影響に関する評価-よりよい流域環境を未来に残す」を刊行

発表日:2008.11.05


  (独)国立環境研究所は、同研究所の研究成果を分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」第30号「河川生態系への人為的影響に関する評価-よりよい流域環境を未来に残す」を刊行した。同研究所では、治水・利水・環境の三者の調和のとれた河川の姿を実現する上で、河川生態系の豊かさへの配慮が必要であるとの観点から、人為的な河川改変が河川生態系に及ぼす影響を定量的に評価する手法の開発研究を行っている。本号では、河川横断構造物(例えばダム)を例に取りあげ、河川生態系への影響を、魚にとっての川の棲みやすさ、魚類の種数という指標で代表させた。これらの指標は、気象情報、河川情報、棲息場情報等の様々な影響要因についてGISを活用して統計モデルに組み込むことで評価された。最終的な結果は地図上で表示され、視覚的に河川生態系への人為的影響が分かる内容となっている。

情報源 (独)国立環境研究所 記者発表
機関 (独)国立環境研究所
分野 自然環境
キーワード 国立環境研究所
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