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 長崎県、希少野生動植物種保存地域を指定

発表日:2015.05.15


  長崎県は、「長崎県未来につながる環境を守り育てる条例(未来環境条例)」に基づき、希少野生動植物種保存地域の指定を行ったと発表した。同県では、県内に生息生育する希少野生動植物種の保護を図るため、捕獲等により絶滅のおそれが高まっている種を、未来環境条例に基づき、希少野生動植物種として指定するとともに、同種が生息生育する地域を希少野生動植物種保存地域に指定している。希少野生動植物種保存地域内では、捕獲・採取・殺傷・損傷の各行為が規制されており、違反した場合、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられる。今回、絶滅危惧種のツシマウラボシシジミ及び生息する対馬市全域について、希少野生動植物種・保存地域に指定した。ツシマウラボシシジミは、日本では対馬市のみに生息するチョウで、食草であるヌスビトハギ等が自生する地域に生息している。なお、対馬市では、対馬市文化財保護条例によりツシマウラボシシジミの繁殖地が天然記念物に指定されており、繁殖地での現状変更が規制されている。

情報源 長崎県 報道記者発表資料
長崎県 未来環境条例に基づく希少野生動植物種保存地域の指定について(PDF)
長崎県 希少野生動植物種保存地域
機関 長崎県
分野 自然環境
キーワード 絶滅危惧種 | 希少種 | 条例 | 長崎県 | 野生動植物 | 対馬市 | 生息 | ツシマウラボシシジミ
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