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 環境省、「生物多様性分野における気候変動への適応の基本的考え方」を公表

発表日:2015.07.31


  環境省は、「生物多様性分野における気候変動への適応の基本的考え方」を公表した。これは、政府全体の「適応計画」策定に向けて、生物多様性分野における、気候変動に対する適応に関し、取組や対応について基本的な考えをまとめたもので、主なポイントは、以下のとおり。1)生態系の変化を人為的な対策により広範に抑制することは不可能、2)モニタリングにより生態系と種の変化の把握を行うとともに、気候変動以外のストレスの低減や生態系ネットワークの構築により、気候変動に対する順応性の高い健全な生態系の保全と回復を図る、3)生態系や種、生態系サービスを維持するため積極的な干渉には、相当慎重な検討が必要、4)各種適応策の実施による生物多様性への影響について、負の影響の回避や最小化、正の影響の最大化が必要。また、「当面の具体的取組」には、基本的考え方を踏まえ、政府全体の適応計画に位置付けるべき適応策や、生物多様性国家戦略の中で記載を具体化すべき要素、今後数年で推進すべき具体的な事業のイメージをとりまとめている。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 地球環境
自然環境
キーワード 生物多様性 | モニタリング | 生態系 | 環境省 | 気候変動 | 適応 | 国家戦略 | 影響評価
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