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 国総研、「下水バイオガス中のCO2を活用した微細藻類生産技術」実証施設が稼働開始と発表

発表日:2016.02.12


  国土交通省国土技術政策総合研究所は、佐賀市の下水浄化センターにおいて、下水バイオガス中のCO2を活用した微細藻類生産技術の実証施設が稼働を開始すると発表した。下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の平成27年度採択技術「バイオガス中のCO2分離・回収と微細藻類培養への利用技術」は、焼却処分されている下水バイオガスからCO2を分離・回収し、回収したCO2と脱水分離液を活用して、栄養補助食品や飼料等として注目されている微細藻類(ユーグレナ)を生産する技術で、(株)東芝・(株)ユーグレナ・日環特殊(株)・(株)日水コン・日本下水道事業団・佐賀市が共同で研究に取り組んでいる。今回、実証施設が完成し稼動を開始することとなった。同施設により、1)CO2分離・回収性能、2)微細藻類の生産性能、3)脱水分離液中の栄養塩類の除去性能、4)事業性等について検証を行う。これにより、下水処理場での未利用資源を活用した高付加価値の飼料の生産を通じて、循環型社会の構築に貢献することが可能になるという。

情報源 国土交通省国土技術政策総合研究所 記者発表資料(PDF)
(株)東芝 プレスリリース
機関 国土交通省国土技術政策総合研究所
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
水・土壌環境
キーワード 下水処理 | 国土交通省 | バイオガス | CO2回収 | CO2分離 | ユーグレナ | 佐賀市 | 微細藻類 | 国土技術政策総合研究所 | B-DASH
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