東北大など、高効率モータを搭載した圧縮機の省エネ性能を実証

発表日:2016.02.29

東北大学は、パナソニック(株)生産技術本部と共同で、新ナノ結晶合金を用いて製作した家電用モータを搭載する圧縮機を試作し、その省エネルギー性の実証に成功したと発表した。新ナノ結晶合金は、電磁鋼板に匹敵する高飽和磁束密度とアモルファス合金並の低鉄損を兼備した磁心材料であることから、磁心の小型化や家電製品の消費電力低減に大きく貢献するものとして期待されている。今回の試作は、平成26年12月に発表した小型モータの試作実証を基に、家電製品実用化を目指してモノづくり面でさらに工夫を加え圧縮機への搭載を実現したもの。従来の電磁鋼板(ケイ素鋼板)を使用したモータに比べ約3%の効率改善を実証した。さらに、このモータを圧縮機に搭載して圧縮機の性能を表す成績係数を約3%改善し、目標とする世界最高水準の高効率モータおよび高効率圧縮機が実現可能であることが確認できた。今後は、早期商品化に向けて量産技術、長期信頼性の確立を図るべく開発を継続していくという。

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