本田技研工業(株)は、セダンタイプの新型燃料電池自動車(FCV)を、2016年3月10日に発売したと発表した。同社では、水しか排出しないFCVを究極の環境車と位置づけ、1980年代後半から積極的に研究開発を行っており、2008年にはセダンタイプのFCVのリースを開始。今回発売したFCVは、FCVの本格普及を目指し、実用性の高さと「先進的魅力」を備えたもの。燃料電池パワートレインの小型化を図り、ボンネット内に搭載することでセダンタイプのFCVとして世界で初めて5人乗りを実現した。また、70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、パワートレインの高効率化や走行エネルギーの低減により、一充填走行距離を従来比で約30%延ばし、約750kmを達成。一回あたりの水素充填時間は3分程度と、ガソリン車と変わらない使い勝手を実現している。さらに「先進的魅力」として、最高出力130kWの高出力モーターを搭載。可搬型外部給電器を組み合わせることにより、「走る電源」として一般家庭のおよそ7日分の電力を供給することができるという。
情報源 |
本田技研工業(株) ニュースリリース
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機関 | 本田技研工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 燃料電池 | 水素 | 本田技研工業 | 燃料電池自動車 | 水素貯蔵 | FCV | 外部給電 |
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