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 川崎市とアズビル、デマンドレスポンス実証の成果を発表

発表日:2016.03.25


  川崎市とアズビル(株)は、川崎御幸ビルの冬季使用電力のデマンドレスポンス(DR)実証を行い、一定程度の電力消費削減が達成できたことを発表した。同実証は、アズビルから仮想的に発行された需要抑制の依頼に対し、アズビルの集中管理センターから、現地のBEMS(Building Energy Management System)を通じて、遠隔制御による空調機の電力消費削減(自動DR)を実施することで、DRによる効果等の検証を行ったもの。室内の快適性は維持しながら、空調設備の電力消費削減を行った結果、ベースラインに対して最大16.8%、平均12.9%の削減効果が確認され、実施時のDR対象フロアの室内温度は設定温度で推移し、CO2濃度は基準値以下で推移していたことが確認された(測定日は平成28年1月~2月中の3日間、午前・午後2回実施)。今後、川崎市はスマートシティの実現に向けた取組を進め、アズビルは実証を通して得たノウハウを活用してエネルギーマネジメントソリューションを提供していくという。

情報源 川崎市 報道発表資料
川崎市 報道発表資料(PDF)
アズビル(株) ニュースリリース
機関 川崎市 アズビル(株)
分野 地球環境
環境総合
キーワード BEMS | 実証 | 川崎市 | スマートコミュニティ | スマートシティ | デマンドレスポンス | 電力消費量 | アズビル | DR
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