東京大学物性研究所は、名古屋大学、高エネルギー加速器研究機構、東京理科大学とともに、金属ナノ柱状構造が酸化物の中に埋め込まれた「ナノコンポジット結晶」を簡便に作製するプロセスを新しく開発したと発表した。光触媒を利用した水分解(水素ガス製造)においては、光化学反応の効率向上および製造コストの低減が課題となっている。今回共同研究グループでは、光触媒電極表面反応の効率を向上させるために、パルスレーザー堆積法という方法を用いて、水分解光電極の作製を試みた。その結果、薄膜を作製すると同時に、その中に5ナノメートルの太さを持つコンポジット結晶を自己集積的に成長させることができた。また、このナノコンポジット結晶によって、水分解光電極反応の効率が著しく向上することを明らかにした。この研究成果は、水素社会の実現に大きく貢献できる成果であるという。
情報源 |
東京大学物性研究所 プレスリリース(PDF)
名古屋大学 プレスリリース(PDF) 高エネルギー加速器研究機構 プレスリリース 東京理科大学 プレスリリース(PDF) |
---|---|
機関 | 東京大学物性研究所 名古屋大学 高エネルギー加速器研究機構 東京理科大学 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 光触媒 | 光化学反応 | 水素 | 名古屋大学 | 太陽光 | 東京理科大学 | 高エネルギー加速器研究機構 | 東京大学物性研究所 | 水分解 | 光電極 |
関連ニュース |
|