三菱電機(株)は、下水・工業排水再生システムの省エネ化・コンパクト化を実現するオゾン水洗浄式・浸漬型膜分離バイオリアクター(新型MBR)の実証実験を、シンガポール公益事業庁(PUB)のチャンギ水再生プラントで開始したと発表した。三菱電機が開発した新型MBRは、高濃度オゾン水でろ過膜を洗浄することにより、目詰まりの原因となる有機物を分解・除去する。従来型MBRと比較して膜表面積あたりの処理水量は2倍以上となり、ろ過膜本数を減らすことができるため、下水・工業排水再生システムの省エネ化・コンパクト化が実現可能となった。今回の実証実験では、従来型MBRとの比較により、消費電力などの省エネ性や、高速ろ過運転を長期間安定して維持できるか、などの検証を行う。今後、PUB、シンガポール国立大学ウォーターリサーチセンターと協力し、2016年12月まで実証実験を継続し、2018年度の事業化を目指すという。
情報源 |
三菱電機(株) ニュースリリース
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機関 | 三菱電機(株) |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 省エネルギー | シンガポール | 三菱電機 | 水処理 | MBR | 実証実験 | 膜分離 | PUB | ろ過 | 処理水 |
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