三菱日立パワーシステムズ(株)は、横浜工場の太陽熱発電システム集光・集熱試験設備が完成し、実証試験を開始したと発表した。集光型太陽熱発電(CSP)は、集光装置により太陽熱を集めて高温蒸気を生成し、蒸気タービン発電機を用いて発電するもの。太陽光発電に比べ日射量変動時における発電出力の変動が小さく、集めた熱を蓄熱設備で貯蔵して安定して電力を供給できるが、発電設備のコストが高いといった課題を抱えている。今回の集光・集熱試験設備は、分割した鏡を平面に配置して傾きを変化させながら集光する低温型フレネル蒸発器で300℃近くの蒸気を作り、さらにヘリオスタット集光で550℃まで過熱するもの。「平成28年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業(環境省)」委託のなかで、10月には高温蓄熱システムの試験も開始し、夜間における発電の実効性についても探るという。
情報源 |
三菱日立パワーシステムズ(株) ニュースリリース
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機関 | 三菱日立パワーシステムズ(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 太陽熱発電 | 集光型 | 実証試験 | 蓄熱 | 蒸気 | CSP | 電力供給 | 三菱日立パワーシステムズ |
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