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 GOSATプロジェクト、大都市等の人為起源CO2濃度の推定結果を公表

発表日:2016.09.01


  環境省、国立環境研究所及び宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)プロジェクトにおいて、世界の大都市等、東京都市域における人為起源二酸化炭素(CO2)濃度を推定したと発表した。「いぶき」(GOSAT)は、平成21年1月23日に打ち上げられた温室効果ガス観測技術衛星。今回の推定は、平成21年6月から平成26年12月までの5年半に大都市等で取得した同衛星データの解析を進めたもの。日本における人為起源CO2濃度について、衛星データからの推計結果と統計データ等から算出した排出量データ(インベントリ)からの推定結果を比較したところ、両者が概ね一致することが確認できた。これにより、今後世界各国が「パリ協定」に基づき作成・公表するCO2排出量の監視・検証を衛星観測により実現できる可能性が示された。今後はデータの蓄積及び解析方法の改善をさらに進め、同衛星及び現在開発中の後継機の観測データとインベントリの比較を行う予定という。

情報源 環境省 報道発表資料
国立環境研究所 報道発表
宇宙航空研究開発機構(JAXA) プレスリリース
GOSATプロジェクト
機関 環境省 国立環境研究所 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 人工衛星 | GOSAT | 環境省 | 温室効果ガス | 国立環境研究所 | 宇宙航空研究開発機構 | JAXA | いぶき | 大気中濃度
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