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 三菱重工とJX石油開発、米国テキサス州のCO2回収プラントが完成

発表日:2017.01.10


  三菱重工業(株)とJX石油開発(株)は、米国のNRG社とテキサス州で推進する大型原油増進回収(EOR)プロジェクトにおいて、CO2回収プラントが完成し、2016年12月26日に運転を開始したと発表した。同プロジェクトは、テキサス州ヒューストン中心部から南西約60kmに位置するNRG社保有のW.A.パリッシュ石炭火力発電所から放出される燃焼排ガスからCO2を分離・回収し、回収したCO2を約130kmのパイプラインを通じて同州のウェスト・ランチ油田に圧入することで、EORに利用するもの。今回完成したプラントは、同プロジェクトの主要設備で、排ガス中にCO2が多く含まれる石炭焚き火力発電設備から4,776トン/日のCO2を回収する。CO2回収プロセスは、三菱重工業と関西電力(株)が共同開発した独自のプロセスを採用し、高性能な吸収液を用いてCO2回収時のエネルギー消費量を大幅に抑制できるという。

情報源 三菱重工業(株) ニュースリリース
JX石油開発(株) ニュースリリース
機関 三菱重工業(株) JX石油開発(株)
分野 地球環境
キーワード 石炭 | 三菱重工業 | 米国 | テキサス州 | 火力発電所 | 排ガス | CO2分離・回収 | JX石油開発
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