国内ニュース


 マツダ(株)、世界初の廃車バンパーリサイクル自動化技術を開発

発表日:2009.03.23


  マツダ(株)は、廃棄処分された使用済自動車のバンパーを新車用バンパーの樹脂材料としてリサイクルする工程技術を世界で初めて開発したと発表した。同技術により、これまでは難しいと考えられていた異なるメーカーの廃棄バンパーの同時処理や、金属類等の除去の自動化を実現し、より効率的にリサイクルすることができるという。同社は、これまで課題となっていた使用済みバンパーを破砕する前の目視と手作業による異物除去作業の代替手法として、(株)サタケと共同で、穀物用石抜機を活用して振動と送風により破砕後のバンパーから自動的に異物を除去する新しい効率的なプロセスを実現。また、塗膜のはく離工程において、ゴムや樹脂など化学製品や食品加工等に利用されているニーダー混練機を活用し、破砕した固体状態のバンパー樹脂に強いせん断応力を加えることで材料組成や塗膜の密着性に左右されない塗膜はく離技術を確立した。

情報源 マツダ(株) ニュースリリース
機関 マツダ(株)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | マツダ | 自動車 | 樹脂 | サタケ | バンパー | 廃車
関連ニュース

関連する環境技術