国内ニュース

 林野庁、「平成27年木質バイオマスエネルギー利用動向調査」の結果（確報）を公表

  林野庁は、平成28年度から開始した「平成27年木質バイオマスエネルギー利用動向調査」の結果（確報）を公表した。同調査は、木質バイオマスのエネルギーとしての利用動向を把握し、木材利用の推進、木材の安定供給、地域振興など森林・林業施策の推進等に資することを目的とするもの。補助金の利用状況などから抽出した全国1,364事業所のうち、1,316事業所から回答があった（回答率96%）。平成27年にエネルギーとして利用された木質バイオマスの量は、木材チップが690万絶乾トン（BDt）、木質ペレットが16万トン、薪が5万トン、木粉（おが粉）が37万トンで、木材チップのうち、間伐材・林地残材等に由来するものは117万BDtであった。また、木質バイオマスを利用する発電機の数は232基、ボイラーの数は1,945基であった。速報値を用いて作成された「平成27年木材需給表（平成28年9月公表）」において、木材の国内生産量・総需要量・木材自給率の値が、同調査の結果に基づいて更新された。

関連する環境技術

風力発電

バイオマス発電

太陽光発電

燃料電池

未利用エネルギー