国立環境研究所は、「先端環境計測研究プログラム」(研究プログラム総括:柴田康行)の成果報告書を公表した。同報告書は、変化し続ける人間活動の環境への影響を早期に見逃しなく捉えて適切な対応をとるために、環境の計測手法のさらなる高度化を目指した研究プログラムの概要と成果をまとめたもの。地球温暖化問題や有害化学物質、水銀の適正管理、大気微粒子の越境汚染などを主たる対象として、網羅的な分析手法の開発、遠隔分光計測手法の高度化、さらに同位体や大気微量成分を用いた新たな環境トレーサーの開発を進めた結果、ヨウ化メチル濃度と太平洋十年規模振動との間によい相関を見出すなどの成果が得られた。この研究の成果は、衛星搭載センサーの設計にも役立てられており、今後も環境研究の根幹となる環境計測、活用法の発展に資することが期待されるとしている。
情報源 |
国立環境研究所 報道発表
国立環境研究所 プロジェクト報告 |
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機関 | 国立環境研究所 |
分野 |
地球環境 健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | 地球温暖化 | 国立環境研究所 | 水銀 | 環境研究 | 越境汚染 | 有害化学物質 | 太平洋十年規模振動 | 計測 | ヨウ化メチル |
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