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 大成建設、自然由来砒素を含む汚染泥水の小型磁選機を用いた浄化技術を実証

発表日:2017.10.16


  大成建設(株)は、自然由来砒素を含む泥水の浄化装置をシールド工事の泥水処理施設に組み込み、泥水に含まれる自然由来砒素を抽出して除去できることを実証した。同社では、鉄粉を砒素汚染泥水に混合することにより砒素を鉄粉に吸着させ、鉄粉のみを分離・回収する浄化技術(磁選技術)を改良し、小型磁選機の採用や鉄粉を再生処理して長期間使用する技術の実用化に向けた試験を繰り返してきた。今回、同技術を組み込んだ実規模の砒素汚染泥水浄化装置をシールド工事の泥水処理施設に付加し、約1ヶ月間に及ぶ運用により、累積で約1,200m3の泥水を処理した。その結果、1)泥水から安定して砒素を除去することができること、2)鉄粉を繰り返し使用できること、3)弱アルカリ性の泥水に対しても、基準値以下に確実に浄化することが確認されたという。

情報源 大成建設(株) プレスリリース
機関 大成建設(株)
分野 健康・化学物質
キーワード 実証 | 大成建設 | 土壌浄化 | 地下水浄化 | 砒素 | 自然由来汚染 | 装置 | 鉄粉 | 泥水
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