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 矢野経済研究所、自動車用リチウムイオン二次電池の世界市場の規模を予測(2017年)

発表日:2017.10.20


  (株)矢野経済研究所は、自動車用二次電池のうちEV、HEV(HV)およびPHV・PHEVに搭載されるリチウムイオン電池(LIB)を対象として、その世界市場に関する調査結果を発表した(調査期間:2017年4月~9月)。2016年の自動車用LIBの世界市場(EV等メーカー出荷ベース)は、各国政府のEV普及政策により中国を中心にPHEVとEVの販売が引き続き急拡大したことを受けて、前年比152.6%の46.6GWhと順調に伸長した。しかし、2017年は中国政府の補助金の削減、電気バス向けに対する補助金の支給規準の厳格化により、成長率は鈍化し、2017年の市場(EV等生産ベース)は前年比123.3%の57.5GWhと見込んでいる。また、EV等の市場は成長を続ける見通しであるが、補助金が徐々に削減されることや、原材料の価格高騰等、EV等を取り巻く多くの課題が完全には解決されないと考えられることから、2020年における自動車用LIBの世界市場は119.7GWh、2025年には254.9GWhと緩やかな成長に留まると予測している。

情報源 (株)矢野経済研究所 プレスリリース
機関 (株)矢野経済研究所
分野 地球環境
キーワード リチウムイオン電池 | 電気自動車 | EV | 市場調査 | 車載用 | 二次電池 | 矢野経済研究所 | LIB
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