国立環境研究所は、「環境化学物質の『多世代にわたる後発影響』の機序に関する研究」(研究代表者:野原恵子)の成果報告書を公表した。環境中の化学物質への曝露による生体影響として、妊娠期曝露の影響がその子やその後の世代の成長後に後発的に顕在化するという現象があることが明らかにされつつある。そのような現象の主要な原因として、化学物質が「エピジェネティクス」という遺伝子発現制御の仕組みに作用することが考えられている。また、生態系の生物においても、エピジェネティクスを介した多世代影響の可能性が考えられている。今回の報告書では、マウスとミジンコにおいて化学物質の生体および生物影響の新たな側面に関して行った研究の成果を取りまとめている。
情報源 |
国立環境研究所 報道発表
国立環境研究所 プロジェクト報告 |
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機関 | 国立環境研究所 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 生態系 | 化学物質 | 国立環境研究所 | 曝露 | ミジンコ | 生物影響 | エピジェネティクス | マウス | 生体影響 |
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