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 国総研、最終沈殿池にろ過部を設置した実証施設が稼動開始と発表

発表日:2018.02.06


  国土交通省国土技術政策総合研究所は、両島浄化センター(長野県松本市)において、最終沈殿池にろ過部を設置した実証施設が稼働を開始すると発表した。下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の平成29年度採択技術「最終沈殿池の処理能力向上技術」は、最終沈殿池にろ過部を設置することにより最終沈殿池からの流出水中の固形物を捕捉する技術で、メタウォーター(株)・日本下水道事業団・松本市が共同で研究に取り組んでいる。今回完成した実証施設では、同技術について、量的あるいは質的な水処理能力の向上(「処理水質を悪化させることなく、処理水量を最大2倍まで増加させること」または「計画処理水量において、新たに急速ろ過施設を設置した場合と同等程度に処理水質を向上させること」)やライフサイクルコスト縮減効果等を実証する。同技術により、効率的な設備の更新や安定した水処理への貢献が期待されるという。

情報源 国土交通省国土技術政策総合研究所 記者発表資料(PDF:1,589KB)
機関 国土交通省国土技術政策総合研究所 メタウォーター(株) 日本下水道事業団 松本市
分野 水・土壌環境
キーワード 国土交通省 | 下水道 | 水処理 | 水質 | ろ過 | 国土技術政策総合研究所 | B-DASH | 松本市 | 沈殿池
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