国立環境研究所は、「ハウスダスト中の化学物質が誘導する発達神経毒性の包括的理解に向けた多面的評価法確立 平成26~28年度」(研究代表者:前川文彦)の成果報告書を公表した。同報告書は、発達期の脳に対する化学物質の有害性を動物モデルで評価する手法を開発に係るプロジェクト成果を取りまとめたもの。生活環境中に存在する化学物質の発達期曝露影響について、多面的な評価ができる体制を構築し、未だ有害性が確定していない化学物質に対する影響評価を行うことで、評価の有効性を検討している。その結果、特定の農薬や難燃剤を評価する際に役立つ有用なエンドポイント(評価項目)やバイオマーカー(生体の生理的変化を定量的に把握する指標)の提示が可能となったという。
情報源 |
国立環境研究所 報道発表
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機関 | 国立環境研究所 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | 国立環境研究所 | 有害性 | ハウスダスト | 発達神経毒性 | 多面的評価法確立 | 発達期曝露影響 | エンドポイント | バイオマーカー |
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