環境省は、日立サステナブルエナジー(株)が福島県で計画している「(仮称)八木沢風力発電事業」に係る計画段階環境配慮書に対して4月20日付で、経済産業大臣に意見を提出したと発表した。同事業は、福島県南相馬市及び相馬郡飯館村において、最大で総出力51,850kWの風力発電所を設置するもの。環境大臣意見では、復興や今後の地域利用を踏まえた事業計画等について、1)関係機関等と調整し、住民への説明や意見聴取の機会を確保すること、2)騒音や風車の影による影響については、住居等の居住状況や将来的な帰還を把握した上で、住居等からの離隔を確保すること等により回避又は低減すること、3)土地の改変、森林の伐採、資材等の搬出入等による放射性物質の拡散・流出による影響を回避又は低減すること等を求めている。