旭化成(株)は、水電解水素製造技術(アルカリ水電解方式)の高度化に係る試験設備の運転を開始したと発表した。この取組は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)プロジェクト「水素利用等先導研究開発事業」の研究開発項目のひとつである「低コスト水素製造システム」の設計等に向けた基盤技術研究開発の一環。今回、NEDOプロにおいて開発した大型アルカリ水電解設備(最大水電解電力120KW、水素製造能力:25Nm3/h)を福島県相馬市内に設置し、2018年4月から2020年3月まで、太陽光発電設備と連携運転させて、実用性を検証する計画。同試験設備のエネルギー効率と変動出力応答性は確認済みであるが、変動する再生可能エネルギーに対する劣化メカニズムの解明などの課題を克服し、10MW級のシステムの実用化に取り組むという。なお、同社の大型アルカリ水電解試験棟は、2018年4月に(株)IHIと相馬市が開設した循環型地域社会創りに向けたエネルギーセンター内に築造されている。
情報源 |
旭化成(株)プレスリリース
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機関 | 旭化成(株) |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | NEDO | IHI | 太陽光発電設備 | 相馬市 | 旭化成 | 水素利用等先導研究開発事業 | 低コスト水素製造システム | 水電解水素製造技術 | アルカリ水電解 |
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