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 農研機構、農地の生物多様性を保全するための技術・手法を開発

発表日:2018.06.18


  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、生物多様性を保全する農地の管理技術をまとめた事例集を作成した。また、鳥類などを指標に生物多様性の豊かな水田を判定する新手法を開発し、調査・評価マニュアルとして公開した。今回、生物多様性を保全する農地管理技術を事例集として明示するとともに、わかりやすく、認知度の高い生物を用いて生物多様性を評価する新たな指標の開発に取組んだ。同機構は、生物多様性を保全する農地(果樹園及び水田)の管理技術として、環境負荷の低い農薬の使用方法や、果樹園での下草管理方法、水田における小水路や畦畔の管理方法を開発した。また、これらの環境に配慮した取組による生物多様性の保全効果を客観的に評価する方法として、サギ類などを指標に、生物多様性の豊かな水田を判定する新手法を開発した。今回の成果は、農業者や自治体が環境に配慮した農業を実践し、その取組による生物多様性の保全効果を客観的に評価するのに役立つという。

情報源 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構) プレスリリース
機関 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
分野 自然環境
キーワード 環境負荷 | 農研機構 | 生物多様性/調査・評価マニュアル | 農地管理技術 | 保全効果
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