環境省は、平成30年6月20日～21日にベルギー・ブリュッセルで開催された、第2回EU・中国・カナダ主催気候行動に関する閣僚会合（Ministerial on Climate Action: MOCA）の結果を公表した。同会合は、主要国（35か国と1地域）の閣僚等が参加し、COP24での実施指針策定に向けた議論を行うため開催されたもので、議論の概要は共同議長サマリーとして取りまとめられた。今回の会合では、1)パリ協定の決定を尊重し、COP24において実施指針を採択するべく交渉を促進する必要があること、2)気候変動対策を加速する必要があり、COP24におけるタラノア対話の政治フェーズは取組の野心向上に向けた重要な機会であること、3)資金支援について、2020年の目標である官民合わせて年間1000億ドルの達成に先進国はコミットしていること等について各国の理解が進んだという。
