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 文部科学省、統合国際深海掘削計画(IODP)における研究航海を開始

発表日:2009.06.23


  文部科学省は、統合国際深海掘削計画(IODP:Integrated Ocean Drilling Program)の一環として、「ベーリング海における古海洋環境変動に関する掘削調査」を実施するため、米国が提供するジョイデス・レゾリューション号の研究航海を2009年7月5日から開始すると発表した。IODPは、我が国の地球深部探査船「ちきゅう」などの海洋科学掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動の解明、地震発生メカニズムの解明及び地殻内生命の探求等を目的とした国際研究協力プロジェクト。2003年より、我が国と米国の主導で開始され、現在21か国が参加している。今回の航海は、ベーリング海における過去約500万年間の詳細な古海洋環境変動を調べ、太平洋と北極海との接続・分断の歴史(ベーリング海峡の開閉史)の解明を行い、その歴史の中でのベーリング海の持つ役割を明らかにすることを目的としている。

情報源 文部科学省 報道発表
機関 文部科学省
分野 地球環境
キーワード 地球環境 | 環境変動 | 文部科学省 | 統合国際深海掘削計画 | IODP | ベーリング海 | 古海洋 | 海洋科学 | 深海掘削 | ちきゅう
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