環境省は、高知県と日本百貨店協会がオフセット・クレジット(J-VER)売買契約を締結したと発表した。J-VERは、国内のプロジェクトにおいて実現された温室効果ガスの排出削減・吸収量を自主的なカーボン・オフセットに用いられるクレジットとして認証する制度。2009年3月に、同制度に基づく第1号案件として、高知県におけるセメント工場のボイラー燃料について、化石燃料から未利用林地残材に転換するプロジェクトによる温室効果ガス排出削減量が認証されJ-VERが発行された。今回の契約はこのJ-VERを売買するもので、日本百貨店協会では、7月7日からJ-VERによるカーボン・オフセット付きの保冷バッグの販売を開始するという。